集中力が続かないシリーズ 1‐②
【近見視力の問題】
近見視力とは、手元30㎝~40㎝の距離を見るときの視力です。
遠方の視力は学校の視力検査や健康診断でたびたび計測しますが、近方の視力は計測する機会はほとんどないと思います。
遠方の視力が良くても、近方の視力が悪い場合はあります。
以前、テレビでも取り上げられていましたが、兵庫県の小学校で調査したところ、3割以上の子に近見視力に問題があるという結果が出たそうです。
30歳~40歳代で近方が見えにくいのは初期の老眼の可能性が疑われますが、20歳までの手元の見えにくさは近見視力の問題が疑われます。
近見視力が悪い原因はいくつか考えられるのですが、問題があれば本やスマホを見るときに異常に顔を近づけて見たり、目に力を入れながら見ていたりします。ひどくなれば、本読み自体を嫌がったりします。
親御さんや先生からすれば「視力が良いのになぜ見えにくいと言うの?」「単になまけているだけでしょ?」と思われてしまいます。
手元が見えにくければ、手元の作業はかなり目に負担がかかり、つらい作業です。
そのために集中することはかなり難しくなってきます。